食べないほうがダイエットにはいいに決まってるでしょ!


朝食を食べる人たちは、食べない人たちに比べてBMIや血糖値、LDL(悪玉)コレステロール値が低いという研究結果もあるんだ。

ダイエットするなら朝食を抜いちゃダメ!
朝食抜きによって肥満リスクが高まる⁉
朝食を抜くと、その分ダイエットできるような気がしてしまいますが、それは間違いです。
朝食を抜くとそのあとの昼食や夕食で食べる量が増えがちです。
そうすると食後の血糖が高くなりやすくなるため、結果的に肥満や糖尿病などのリスクが高まってしまうのです。
また、同じ1日3食でも、昼食・夕食・夜食の方が、朝食・昼食・夕食より食後の代謝が活発ではなく、エネルギーが消費されにくいという報告もあります。
1日に食べる回数だけではなく、3食とる時間帯にも注意するようにしましょう!
朝食をとることで体内時計をリセット
さらに最近の研究で朝ごはんはエネルギー代謝に関係する、肝臓の体内時計をリセットする役割があることもわかってきました。
いつ食事をとったかを目安に体内時計は代謝を始め、体温を上げて、1日の体のリズムを作り出します。
朝食を食べなければ代謝は始まらないため、消費エネルギーが減って脂肪が溜まりやすくなるのです。
また、朝食を抜くと体温が高くなる時間が短くなり、エネルギー消費量が抑えられることがわかりました。
つまり、朝食を抜いたところで、ダイエットに効果はないのです。
朝食抜きはなぜよくない?
朝食を抜いてしまうと…
- 昼食や夕飯で食べる量が多くなり、食後の血糖値が上がりやすくなるため、肥満や糖尿病などのリスクが高まる。
- かわりに夜食を食べたとすると、夜は活動量が少ないため、夜食後にエネルギーが消費されない。
- エネルギー代謝に関わる体内時計がリセットされず代謝が始まらないため、エネルギー消費量が減る。
- 体温が高くなる時間が短くなり、エネルギー消費が抑えられる。
理想の朝食メニュー
朝とはいえ、理想はやはり一汁三菜ですが、ご飯と汁物に主菜、副菜1品の1汁2菜でも十分です。
特に脳のエネルギー源となるブドウ糖を含んでいる米やパンの炭水化物は必須です。
また、たんぱく質が肝臓の体内時計をリセットするのに関わっていると言われています。
焼き魚や卵料理などもぜひとり入れましょう。