こんにちは、管理栄養士ブロガーのヒラノタカユキ(@Green_Takayuki)です。
このブログでは、栄養学のノウハウを解説しています。

今回は以上のような、トランス脂肪酸に関する疑問にお答えします。
この記事の内容
- トランス脂肪酸とは?
トランス脂肪酸は危険?
不飽和脂肪酸の一種で「トランス脂肪酸」というものを皆さんはご存じでしょうか?
健康に関心がある方なら、一度は聞いたことのあるかもしれないと思いますが、いまこのトランス脂肪酸の危険性が注目されています。
不飽和脂肪酸には「シス型」と「トランス型」といわれる2種類が存在しています。
前者は天然の油に対し、後者は何らかの加工が加えられた人工の油に多いのが特徴です。
この加工されたというのが問題であり、多くの場合は、常温では液体の植物油脂を化学処理によって固体化、さらに酸化しにくい性質に変化させて賞味期限などを長くさせています。
その過程で多くのトランス脂肪酸が発生してしまうというわけです。
多く含まれている代表としては、マーガリンやショートニングです。
パンやケーキ、クッキーなどの焼き菓子を作る際は欠かせないものなので、普段から知らず知らずのうちに食べてしまっている可能性があります。
なぜトランス脂肪酸が危ないかというと、摂取したトランス脂肪酸は主に心臓に蓄積され、心臓病や糖尿病などのリスクを高めると言われているからなんです。
すでにアメリカなどでは食品の使用が禁止されていたりであると危険視されています。
米国は、加工食品中のトランス脂肪酸の含有量の表示を義務づけています。また、2015年6月17日に、部分水素添加油脂の食品への使用規制を公表し、この規制を2018年6月18日から開始しました。
引用:農林水産省
日本に住む私たちもその危険性に注視しておくべきです。
トランス脂肪酸の含有量
※食品100g当たりの最大値
食品名 | 最大値(g) |
ショートニング | 31 |
マーガリン | 13 |
生クリーム | 12 |
スナック菓子 | 13 |
おわりに
今回はトランス脂肪酸について解説させていただきました。
加工された油脂に多く含まれるトランス脂肪酸ですが、油脂メーカーの努力もあり、マーガリンであっても低トランス脂肪酸食品のものも増えてきました。
購入される際には、トランス脂肪酸がどのぐらい含まれているか成分表に注目しながら購入してみてください!
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!