
筋トレを始めて、たんぱく質摂取量を増やした場合、過剰摂取のリスクが心配ですよね!?
今回は、たんぱく質についてのお話です。
たんぱく質は、糖質や脂質より過剰摂取によるリスクは低いものの、過度な摂取には注意が必要です。
それでは、解説していきます!
摂取量には上限値はない!
糖質を過剰に摂取すると、肥満や糖尿病になるリスクが高まります。
脂質も同様に過剰摂取していると体脂肪が増え、肥満になるリスクが高まります。
たんぱく質は、過剰摂取しても健康問題につながるリスクは低いため、たんぱく質の摂取量の上限値は設定されていません。
しかし、極端な過剰摂取は体に影響を及ぼす可能性があります。
過剰なたんぱく質の行方
食事から摂取したたんぱく質は、アミノ酸に分解されて肝臓に運ばれます。
アミノ酸は肝臓から血管を通じて「アミノ酸プール」に送られます。
アミノ酸プールとは、アミノ酸の貯蔵庫みたいなものです。
しかし、アミノ酸プールにストックできるアミノ酸の量には限度があるため、たんぱく質をたくさん摂取しても、筋肉の材料にはなりません。
過剰に摂取したたんぱく質は、アミノ基と炭素骨格部分に分かれ、アミノ基はほとんど体外へ排出されてしまいます。

たんぱく質の過剰摂取によるリスクとは?
たんぱく質は過剰摂取によるリスクは低いという話をしましたが、リスクがないというわけではありません。
では、たんぱく質の過剰摂取によるリスクはどういったものか解説していきます。
たんぱく質を摂取し、体内で分解される過程で発生した有害なアンモニアを無害な尿素へと変換するため肝臓が働き、尿素を排泄するために腎臓が働きます。
たんぱく質の摂取量が多いと、肝臓、腎臓がオーバーワークで疲労してしまい、体のコンディションが低下する可能性があります。
さらに、たんぱく質を過剰に摂取すると体内のカルシウムが排泄されやすくなってしまうため、骨量の低下や骨粗鬆症につながる可能性もあります。
おわりに
たんぱく質の過剰摂取によるリスクを避けるために、たんぱく質は無駄なく適量摂取を心掛けるようにしましょう!
以上、お読みいただきありがとうございました。