こんにちは、管理栄養士ブロガーのヒラノタカユキ(@Green_Takayuki)です!
プロテインには代表的なホエイプロテイン、カゼインプロテインなど牛の乳由来のたんぱく質から作られるものと、植物性たんぱく質から作られるものがあります。
その代表がソイプロテインです!
ソイプロテインは男性よりも女性向けのプロテインだというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、大豆が原料であるソイプロテインがホエイ、カゼインと違う点やメリット・デメリットなどを解説していきたいと思います。
ソイプロテインとは
ソイプロテインのソイは「大豆(soy)」のことです。
大豆には「油脂」のほか、「タンパク質」が約35%程度含まれています。
大豆に含まれている油脂などを取り除き、残ったタンパク質を粉末状に加工したものがソイプロテインです。
プロテインの種類は、植物性のソイプロテインに加え、牛乳を原料にした動物性のホエイプロテインとカゼインプロテインが代表的です。
植物性と動物性のタンパク質には、それぞれ特徴があり、タンパク質を構成するアミノ酸や利用効率が異なります。
ソイプロテイン
P:90g
F:0.5g
C:5g
ホエイプロテイン
P:90g
F:0.3g
C:2.5g
PFCとは
P:プロテイン
F:脂質
C:炭水化物
プロテインについてはこちらも読んでみてください!
ソイプロテインの長所
ホエイプロテインとカゼインプロテインは牛乳が原料であるのに対し、ソイプロテインは大豆が原料なのでアレルギーのある方でも安心して飲用できます。
ソイプロテインが他のプロテインとの違いは大豆イソフラボンです。
イソフラボンは構造がエストロゲンに似ています。
エストロゲンは女性の美しさや若々しさを保つのに役立つホルモンです。
美容にも貢献するホルモンなので、ソイプロテインは特に女性におすすめです。
ソイプロテインは消化吸収速度がゆっくりのため、満腹感が持続しやすいです。
加えて、大豆に含まれるイソフラボンの効果で皮膚や骨の強化、血流改善が期待できます。
満腹感が持続しやすいためダイエットをしている方にはもちろん、健康維持をしたい方にもおすすめです。
牛乳でお腹を下しやすい人にもおすすめです。
牛乳のタンパク質を原料にしているホエイとカゼインのプロテインには乳糖が含まれています。
牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなる人がいますが、これは牛乳に含まれている乳糖が原因といわれており、乳糖を分解する酵素を持っていないためといわれています。
ソイプロテインには、乳糖が含まれていないので、牛乳でお腹の調子が悪くなってしてしまう人も安心して飲むことができます。
プロテインを活用したいけれど、乳糖不耐症によるお腹の調子が心配な方はソイプロテインから試してみるのもおすすめです。
ソイプロテインの短所
ソイプロテインとホエイプロテインの必須アミノ酸の量を比べるとホエイプロテインの方が多いです。
必須アミノ酸とは9つある体の中では合成できず、摂取しないといけないアミノ酸になります。
筋肉のもととなる必須アミノ酸が多く含まれているホエイを選んだほうがより筋肉がつきやすいです。
さらに、ホエイプロテインは溶かしたときに粉っぽくなってしまい、他のプロテインと比べて飲みづらくなることもあるようです。
少量のぬるま湯で溶いてダマにならないようにしてから水を加えるなど、飲みやすくする工夫が必要かもしれません。
最近では、溶けやすく改良された商品も多く発売されています。
まとめ
ソイプロテインは、特に女性に向けておすすめできるプロテインです。
特にイソフラボンが入っているので、女性らしい体のラインをキープしたい方におすすめです。
目的に応じて、ソイプロテインを活用してみてはいかがでしょうか。