こんにちは、管理栄養士ブロガーのヒラノタカユキ(@Green_Takayuki)です。
このブログでは、栄養学のノウハウを解説しています。

今回は以上のような、便の臭いに関する疑問にお答えします。
この記事の内容
- 善玉菌で腸内環境を良好に
善玉菌で腸内環境を良好に
便というのは単に食べ物の残ったカスが集まったものではなく、健康な人の場合、便の7~8割は水分で残りは腸内細菌と最近の死骸や粘膜、そして食べ物の残りカスになります。
健康な腸内であれば、便はそれほど強い臭いはしないもの。
その理由は腸内細菌の中の乳酸菌やビフィズス菌といった「善玉菌」が食べ物のカスを発酵させ腐敗の進行を抑えてくれるからです。
しかし、大腸菌などの「悪玉菌」が増えると腸内環境が悪化し、臭いのきついおならが出たり、便に悪臭がするようになったりします。
腸内環境が悪化する一番の原因は、「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」のバランスが崩れてしまうこと。
悪玉菌が多く、善玉菌が少ない環境では腸の中の有害物質が増える一方です。
ヨーグルトや味噌などの乳酸菌を含む食品を継続的に摂ることで善玉菌が優位に働く環境を整えることができます。
また、食物繊維の働きも腸内環境に大きな影響を与えます。
食物繊維は腸内で善玉菌のえさになるほかに、便を柔らかくしたり、便のカサを増したりして便通を整える働きがあります。
便が腸に長くとどまることによって、悪臭がしやすくなるのも当然ですから、食物繊維を日ごろから多く摂取し、便秘を防ぐことが重要です。
コチラで腸内環境を良くするための記事を書いているのでぜひ一緒に読んでみてください!
ポイント
食べるもので腸内環境は変わる
腸をきれいに保つ食物繊維や野菜をたくさん摂取している人の腸には多くの善玉菌がいます。
自然と腸内もきれいになり、健康で活き活きとしています。
ジャンクフードなどをよく食べる人の腸内は腐敗し、おならや便の悪臭が強くなります。
体調も悪くなり、さらには口などの臭いも強くなってしまうこともあります。
便は健康のバロメーター
理想的な便の色は黄色~オレンジがかった色。
腸内には善玉菌がたくさんある証拠になります。
玉に危険な色は灰色~黒色の便。
腸内は悪玉菌だらけになっており、滞在している時間が長く病気の原因にもなりえます。
さらに形でいうと、水状だったり、コロコロした便も腸内環境が悪い証拠なので注意して下さい。
おわりに
今回は便の臭いは腸内環境の状態が原因ということを説明させていただきました。
悪玉菌が多い腸内環境の人は、便秘やアトピー、疲れやすいなど体を蝕んでいってしまいます。
逆に腸内環境が良い人は、免疫力が高く、元気で美肌になれます。
ぜひ自分の腸内環境を見直していただき、最高の腸内環境を作りましょう!