日常・生活

【管理栄養士が解説!】肥満度が高いと様々な病気を招く理由

こんにちは、管理栄養士ブロガーのヒラノタカユキ(@Green_Takayuki)です。

このブログでは、栄養学のノウハウを解説しています。

 

悩んでいる男性
  • 肥満になるとどんな病気になるの?

今回は以上のような、肥満に関する質問にお答えします。

 

この記事の内容

  • 肥満が病気を引き起こす理由とは
  • 肥満で高血圧になる
  • 肥満で糖尿病になる
  • 肥満で脂質異常症になる
  • 肥満でがんになる

 

肥満は様々な病気を招く

太った男性のイラスト(肥満)

食べ過ぎは体脂肪の増加につながり、やがて肥満へと至ります。

 

肥満になりたくないと思っている方も多いですが、肥満がそれだけ敬遠される理由は、見た目が悪いだけではなく様々な疾患になる可能性が高いからです。

 

肥満を原因とする疾患としては、高血圧や脂質異常症、糖尿病など様々な生活習慣病があげられます。

 

これらは脂肪細胞から分泌される悪い物質が主な原因となっています。

 

脂肪細胞からはいい物質と悪い物質が分泌されており、通常はそのバランスが保たれているのですが、脂肪細胞が多くなると悪い物質が多くなってしまうのです。

 

さらに肥満は病気を引き起こすだけではなく、体が重くなることは腰やひざに大きな負担がかかり、骨に異常が発生することもあります。

 

このように肥満は様々な悪影響を引き起こし、いいことはほとんどありません。

 

肥満の悪影響① 高血圧になる

高血圧というと「塩分の摂りすぎが原因」というイメージが強いでしょう。

 

たしかに塩分の摂りすぎによる高血圧も多いのですが、一方で最近では肥満による高血圧が若年、中年の男性に増えています。

 

なぜ肥満が高血圧につながってしまうのかというと、肥満によってインスリンが過剰分泌されることが原因の一つとして考えられます。

 

インスリンとは血液中のブドウ糖をエネルギーとして使うのを助けるホルモンですが、内臓脂肪が増えてくると効果が悪くなってきます。

 

そこで体はインスリンをたくさん分泌してカバーしようとします。

 

すると、血液中のインスリン濃度が高くなり、ナトリウムを排泄しにくくなったり、血管が収縮したりして血圧が上がってしまうというわけです。

 

血圧が高くなっても自覚症状はほとんどないため、健康診断などで血圧をチェックしておくことが大事です。

 

肥満の悪影響② 糖尿病になる

糖尿病は代表的な生活習慣病です。

 

糖尿病とは高血糖が慢性的に続くことで、網膜症、腎症、神経障害の三大合併症を引き起こす危険性が知られています。

 

糖尿病を一度発症すると以後はずっと病状と付き合っていかないといけない生活になるため、糖尿病にならないように日ごろから予防しておくことが大事になります。

 

肥満がどうして糖尿病につながるかというと、高血圧の場合と同じくインスリンの働きが関係しています。

 

内臓脂肪が増えるとインスリンの効き目が悪くなり、それを補うためにインスリンが過剰に分泌されますが、この状態が続くと膵臓が疲れてインスリンの分泌量が低下してしまいます。

 

するとブドウ糖が使われず、血中に溜まるようになってしまい、高血糖状態になってしまうのです。

 

肥満の悪影響③ 脂質異常症になる

脂質異常症とは血液中の脂質の濃度が基準範囲にない状態のことで、食事から摂る脂質が多すぎたり、脂肪細胞に脂質が溜まりすぎると発症しやすくなります。

 

血液中の脂質というと、おもに中性脂肪とコレステロールが挙げられます。

 

中性脂肪は体脂肪のもとになる物質で通常は一定量が血液中に流れていますが、内臓脂肪が増えて肥満が進むとその濃度が高くなっていきます。

 

コレステロールは細胞膜やホルモンのもととなる成分で善玉コレステロールと悪玉コレステロールがあります。

 

通常はバランスよく保たれていますが、内臓脂肪が増えると善玉コレステロールが減り、血管壁に付着物が増えやすくなります。

 

これによって血管が硬くなり動脈硬化も引き起こしてしまいます。

 

肥満の悪影響③ がんになる

肥満が進むとがんのリスクが高まることが国立がん研究センターや世界保健機構(WHO)などの機関や組織から指摘されています。

 

また肥満が主要な原因とされるものとして、結腸がん、食道がん、肝臓がんなどのリスクが高まるとされています。

 

でも、なぜ肥満ががんにつながるのでしょうか?

 

これにはいくつかの説があるのですが、

 

人体には不要になった細胞が自動的に死ぬアポトーシスという現象がありますが、肥満でインスリンの濃度が高くなるとこのアポトーシスが起こりにくくなります。

 

そして、本来なら死ぬべきであったがん細胞が生き残ってしまった、というわけです。

 

他にも高濃度のインスリンががん細胞を促進させるという説もあります。

 

いずれせよ、肥満ががん細胞に影響するのは確実とみられるので、肥満を解消するに越したことはありません。

 

最後に

今回の記事で肥満によって様々な病気のリスクが高くなることがわかっていただけたと思います。

 

肥満は体に悪影響を引き起こし、いいことはありません。

 

この記事を読み返してぜひ肥満を避ける生活習慣を心掛けるようにしてください。

 

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

-日常・生活
-,